問題
交換線群において、出回線の能率を表す尺度として用いられる出線能率は、出回線数に対する( )の比で表すことができる。
- 入回線数
- 加わる呼量
- 運ばれた呼量
- 生起呼数
- 平均保留時間
解答
3
解説
トラヒック理論の平均使用率に関する問題です。
ATMを例に、下図のような待ち行列を考えてみます。
この装置(ここではATM)が時間的に使用されている割合を、平均使用率(出線能率)といいます。
ここで、装置数nに対する平均利用率(出線能率)ηは、下記式で求められます。
$$\begin{eqnarray} \eta=\frac{a(1-B)}{n} \end{eqnarray}$$ここで、ηは平均使用率(出線能率)、aは呼量[erl]、Bは呼損率、nは出線数です。
この式は、分母が実際に運ばれた呼量を表し、分子が出線数を表しています。