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電気通信主任技術者 令和3年第2回 電気通信システム問15

2022-06-13

問題

No.7共通線信号方式では、ISDNにおける呼設定、呼解放などの基本的な接続処理のための機能を提供するレベル4のプロトコルとしては、(  )が用いられる。

  1. TCAP
  2. NSP
  3. MTP
  4. ISUP
  5. LAPD

解答

4

解説

No.7共通線信号方式(Common Channel Signaling System No.7、通称SS7)とは、音声信号用の回線網と制御信号用の回線網を別々に用意した公衆交換電話網をいいます。

現在の公衆交換電話網ではこのSS7(エスエスセブン)が用いられています。

No.7共通線信号方式を用いた公衆交換電話網のイメージを下記に示します。

共通線信号網において、共通線信号網の端に存在し、信号の発着点となる交換機を信号端局(Signaling End Point; SEP)といいます。

また、制御信号を中継する交換機を信号中継局(Signaling Transfer Point; STP)といいます。

No.7共通線信号方式で用いられるプロトコルのうち、ISDNの呼制御に用いられるプロトコルをISDNユーザ部 (ISDN User Part, ISUP)といいます。

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