第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和4年2月 無線工学(B)問1

2022-04-12

問題

次の記述は、静止衛星について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 静止衛星の軌道は、赤道上空にあり、ほぼ円軌道である。
  2. 静止衛星が地球を回る公転周期は地球の自転周期と同じであり、公転方向は地球の自転の方向と同一である。
  3. 三つの静止衛星を等間隔に配置すれば、南極、北極及びその周辺地域を除き、ほぼ全世界をサービスエリアにすることができる。
  4. 静止衛星までの距離は、地球の中心から約36,000キロメートルである。

解答

4

解説

静止衛星について

静止衛星は赤道の上空にあり、地表から約36,000[km]の高度で回っています。

静止衛星は、地球の自転周期と同じ速さで、かつ地球の自転の方向と同じ方向に、回っています。

その結果、地上から見ると、衛星は静止しているように見えます。そのため、「静止衛星」と呼ばれているのです。

また、春分と秋分の前後の期間は、太陽・地球・衛星が一直線にならぶことで、地球の影が衛星に掛かってしまいます。

これを衛星の食といい、この期間はバッテリーから衛星へ電源を供給します。

また、3個の通信衛星を赤道上空に等間隔に配置することにより、極地域(南極、北極)を除く地球上のほとんどの地域をカバーすることができます。

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