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電気通信主任技術者 令和4年第2回 電気通信システム問7

2023-04-29

問題

通信系で発生する雑音のうち、熱雑音は、その振幅の確率密度が(  )分布に従う。

  1. ガウス
  2. ポアソン
  3. 一様
  4. 指数
  5. 2項

解答

1

解説

通信の世界において、送信機から受信機に信号を送出する際、通信路において雑音が入ってきます。

この雑音を付加的白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise, AWGN)といいます。

正規分布のことをガウス分布ともいいますが、雑音の振幅値が正規分布に従って発生するため、ガウス雑音と呼ばれています。

例として、5000コの平均0、標準偏差1の乱数を発生させてみます。

1つ1つの値を見ると、一見ランダムに見えます。

一方で、ヒストグラムにしてみると、その発生確率は正規分布になっています。

ガウス雑音は、このような統計的性質を持つ雑音なのです。

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