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電気通信主任技術者 平成31年第1回 電気通信システム問18

2021-06-17

問題

石英系光ファイバの伝送損失が最小となる波長1.55μm帯で波長分散が最小となるように光ファイバの波長分散特性を調整した光ファイバは、(  )光ファイバといわれる。

  1. 分散シフト
  2. 分散補償
  3. 分散フラット
  4. 偏波保持
  5. ノンゼロ分散シフト

解答

1

解説

1.55μm帯で分散が0になるように調整した光ファイバを分散シフト光ファイバといいます。

下図をご覧ください。

光ファイバのある波長帯における分散を示したものです。

通常のシングルモード光ファイバでは、1.3μm帯で分散が0になります。

※psとはパルスの広がりを表す単位で、ピコ秒といいます。

一方、下図の通り、1.55μm帯の伝送損失は1.3μm帯より低いことがわかっています。

そのため、1.55μm帯でも分散特性も低くできれば、より長距離で大容量な伝送ができる、といえます。

そこで考えられたのが分散シフト光ファイバで、1.55μm帯で分散が0になるように調整しています。

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