問題
アナログ電話回線用モデムを用いたデータ伝送において、伝送帯域幅とデータ伝送速度の関係を表す法則は、一般に、( )の定理といわれ、信号電力、雑音電力、使用する通信路の周波数帯域幅が決まると、その通信路で送れる最大伝送速度(通信容量)が計算できる。
- スネル
- シャノン
- レンツ
- ギルダー
- クーロン
解答
2
解説
ある通信路で、1秒間に伝送できる情報の最大値C[bit/s]は、下記式のように、帯域幅B[Hz]とSN比にて決まることが知られています。
\begin{eqnarray} C=B\log _2 \left( 1+\frac{P_s}{P_n}\right) \end{eqnarray}ここで、Ps[W]は信号電力、Pn[W]は雑音電力を表しています。
この式は、ある帯域幅を用いて行う通信には、伝送できる速度に理論上の限界があることを示しています。
これをシャノン限界やシャノンの定理といいます。