伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 平成30年第2回 電気通信システム問8

2021-09-23

問題

アナログ電話回線用モデムを用いたデータ伝送において、伝送帯域幅とデータ伝送速度の関係を表す法則は、一般に、( )の定理といわれ、信号電力、雑音電力、使用する通信路の周波数帯域幅が決まると、その通信路で送れる最大伝送速度(通信容量)が計算できる。

  1. スネル
  2. シャノン
  3. レンツ
  4. ギルダー
  5. クーロン

解答

2

解説

ある通信路で、1秒間に伝送できる情報の最大値C[bit/s]は、下記式のように、帯域幅B[Hz]とSN比にて決まることが知られています。

\begin{eqnarray} C=B\log _2 \left( 1+\frac{P_s}{P_n}\right) \end{eqnarray}

ここで、Ps[W]は信号電力、Pn[W]は雑音電力を表しています。

この式は、ある帯域幅を用いて行う通信には、伝送できる速度に理論上の限界があることを示しています。

これをシャノン限界やシャノンの定理といいます。

-伝送交換主任技術者, 線路主任技術者, 電気通信主任技術者

© 2024 はちさんの通信系資格ブログ