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電気通信主任技術者 平成28年第2回 電気通信システム問12

2023-05-24

問題

公衆交換電話網(PSTN)では、トラヒックが集中し、異常輻輳が生じた場合、(  )などのトラヒックコントロールを行う。

  1. フロー制御、発信規制、順序制御
  2. フロー制御、出接続規制、発信規制
  3. フロー制御、出接続規制、順序制御
  4. 迂回接続規制、出接続規制、発信規制
  5. 迂回接続規制、フロー制御、順序制御

解答

4

解説

PSTN

現在、音声電話では、日本では下記の2つの網が使われています。

  • PSTN(公衆交換網、Public Switched Telephone Networks):
    いわゆる従来の音声網で、メタル回線(銅線)を用いてアナログ伝送の音声通話を行うためのネットワーク。
  • IP網:
    IPネットワークともいい、IPを利用したデジタルのネットワーク。
    現在、NTTではPSTNからIP網への移行(PSTNマイグレーション)が行われており、将来的にはすべてIP網へ巻き取られる計画が進んでいます。

輻輳制御

災害時や花火大会などが原因で、交換機に大量のトラフィックが集中してしまい、電話が繋がりにくい状況になることを輻輳といいます。

PSTNにおける輻輳制御には、大きく以下の3つがあります。

  1. 発信規制
    消防や救急といった緊急通報以外の呼を受け付けなくして、交換機の負荷を下げること。
  2. 入呼規制
    他の交換機からの呼を受け付けなくして、交換機の負荷を下げること。迂回接続規制もこの一種。
  3. 出接続規制
    他の交換機が集中している交換機への接続を抑えることで、集中している交換機の負荷を下げること。

※参考文献:

ふくそう制御機能 - NTT DIGITAL MUSEUM
公衆交換電話網(PSTN)の輻輳|電気通信主任技術者試験 過去問解説| マニフォールド

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