問題
デジタル伝送方式における再生中継の特徴として、一般に、原信号パルス列の再生が可能なことがあり、デジタル再生中継器には、パルスの閾値レベルを超えた場合にパルスを発生する( )機能などが必要となる。
- 等化増幅
- リタイミング
- 識別再生
- スライサ
- 帯域フィルタ
解答
3
解説
再生中継器に関する問題。
アナログ中継方式では、雑音やひずみが伝送中に蓄積されていきます。
一方、ディジタル中継方式では、減衰や雑音によって受信パルスの波形が少々損なわれたとしても、パルスの有無が判別できれば、再生中継器にて伝送前の信号を復元することができます。
ディジタル中継方式の再生中継器は、等化機能(Reshaping)、リタイミング(Retiming)、識別再生(Regenerating)という3つの機能を持ち、英語の頭文字を取って3R機能と呼ばれています。
- 等化増幅(Reshaping)
損失を受けひずんだ受信パルス波形を、パルスの有無が判定できる程度まで増幅すること。 - リタイミング(Retiming)
受信パルス列から、タイミングパルス(パルスの有無を判定するタイミングを指定するパルス)を抽出し、パルスの有無を判定するタイミングを設定しなおすこと。 - 識別再生(Regenerating)
等価増幅後の波形の振幅を判別し、その値が判定レベルを超えた場合にパルスを発生させること。