第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和7年2月 無線工学(B)問18

2025-05-03

問題

次の記述は、超短波(VHF)帯及び極超短波(UHF)帯で用いられる各種のアンテナについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 2線式折返し半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスは、半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスの約2倍である。
  2. スリーブアンテナは、垂直半波長ダイポールアンテナとほぼ同じ指向特性である。
  3. 八木・宇田アンテナは、一般に導波器の数を多くするほど指向性は鋭くなる。
  4. コーナレフレクタアンテナは、サイドローブが比較的少なく、前後比の値を大きくできる。

解答

1

解説

アンテナ

無線通信を行うために、電気を電波に変換し、電波を送信したり受信したりする装置をアンテナと言います。

アンテナは空中線ともいい、代表的には下記の様な種類のアンテナがあります。

  • 2線式折返し半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスは、半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスの約2倍である。
    →誤り。2線式折返し半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスは、半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスの約4倍です。
  • スリーブアンテナは、垂直半波長ダイポールアンテナとほぼ同じ指向特性である。
    →正しい。スリーブアンテナと垂直半波長ダイポールアンテナは、水平面は無指向、垂直面は8の字型の指向特性を持ちます。
  • 八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)は、一般に導波器の数を多くするほど指向性は鋭くなる。
    →正しい。八木・宇田アンテナは導波器の数を多くすると、水平面の指向性が鋭くなります。
  • コーナレフレクタアンテナは、サイドローブが比較的少なく、前後比の値を大きくできる。
    →正しい。コーナレフレクタアンテナは、サイドローブが少ないことが特徴です。

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