第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和2年10月 無線工学(A)問20

問題

大気中における電波の屈折を考慮して、等価地球半径係数KをK=4/3としたときの、球面大地での電波の見通し距離dを求める式として、正しいものを下の番号から選べ。

ただし、h1[m]及びh2[m]は、それぞれ送信及び受信アンテナの地上高とする。

  1. d≒3.57(h12+h22) [km]
  2. d≒4.12(h12+h22) [km]
  3. d≒3.57(√h1+√h2) [km]
  4. d≒4.12(√h1+√h2) [km]

解答

4

解説

見通し距離

下図のA点とB点があった場合、お互いが見通せる距離の範囲dは、下記の様に算出できることが知られています。

等価地球半径係数K=1のとき

$$d\simeq 3.57(\sqrt{h_1}+\sqrt{h_2})$$

等価地球半径係数K=4/3のとき

$$d\simeq 4.12(\sqrt{h_1}+\sqrt{h_2})$$

このdを超えると、見通しがなくなるために電波が届かなくなり、通信を行うことが困難になってしまいます。

ここで、等価地球半径係数Kとは何なのでしょうか?

これは、実際の伝搬状況を考慮した補正係数を意味しています。

というのも、実際の電波伝搬は、大気中での屈折があるため、直線的な伝搬よりさらに遠くへ伝搬します。

この大気中での屈折を考慮しない場合がK=1、考慮する場合がK=4/3となっています。

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