第一級陸上特殊無線技士

一陸特 平成31年2月 無線工学(B)問2

2022-01-31

問題

次の記述は、多重通信方式について述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の( )内には、同じ字句が入るものとする。

  • (1):各チャネルが伝送路を占有する時間を少しずつずらして、順次伝送する方式を( A )通信方式という。この方式では、一般に送信側と受信側の( B )のため、送信信号パルス列に( B )パルスが加えられる。
  • (2):PCM方式による多重の中継回線等では、電話の音声信号1チャネル当たりの基本の伝送速度が64[kbps]のとき、( C )チャネルで基本の伝送速度が約1.54[Mbps]になる。
ABC
1CDM変換24
2FDM同期24
3FDM変換12
4TDM同期24
5TDM変換12

解答

4

解説

1つの伝送路で、伝送効率を高めるために、複数の信号を束ねて信号を送信することを多重化といいます。

代表的には下記の4通りがあります。

  • FDM(Frequency Division Multiplexing、周波数分割多重化)
    複数の周波数を利用して信号を送信する方式
  • TDM(Time Division Multiplexing、時分割多重化)
    通信できる時間を細切れに分割して信号を送信する方式
  • CDM(Code Division Multiplexing、符号分割多重化)
    拡散符号と呼ばれる特別な符号を用いて信号を送信する方式
  • SDM(Space Division Multiplexing、空間分割多重化)
    マルチパス環境を活用し、複数のストリームに分離して並列に信号を送信する方式

特に、TDMでは送受信端末の間で、いつデータを送るのか、というタイミングをあわせる必要があります。

これを同期といいます。

TDMで同期には同期パルスと呼ばれる同期用のパルスで同期をとっています。

PCM方式

パルス符号変調(PCM;Pulse Code Modulation)とは、アナログ信号をディジタル信号に変換する方式の1つです。

アナログ信号をディジタル信号に変換するには、標本化、量子化、符号化という3ステップを踏みます。

ISDNなどのPCMを用いたデジタル通信では、1チャネル当たりの基本速度が64[kbps]の場合、24チャネルを束ねて最大約1.54[Mbps]を提供するサービスがあります。

-第一級陸上特殊無線技士
-,

© 2022 はちさんの通信系資格ブログ