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電気通信主任技術者 令和6年第1回 電気通信システム問19

2024-09-10

問題

電力設備において、高調波雑音の発生を抑制し、設備の入力力率を改善するために、トランジスタなどの能動素子で構成された(  )が用いられることがある。

  1. プッシュプルコンバータ
  2. サージアブソーバ
  3. スナバ回路
  4. シリコンドロッパ
  5. アクティブフィルタ

解答

5

解説

商用電力は通常50Hzまたは60Hzの正弦波にて供給されます。

一方、電源に高調波と呼ばれる成分が重畳し、正弦波の波形が歪んでしまうことがあります。

波形が歪むと、正しく電源供給ができず、電源供給する機器の異常や故障を引き起こす原因となってしまいます。

その対策として、アクティブフィルタがあります。

アクティブフィルタを挿入することで、歪んだ波形から本来の正弦波を取り出すことができます。

アクティブフィルタは、トランジスタやOPアンプなどの能動素子を用いることから「アクティブ」と呼ばれ、また入力する電源から特定の周波数成分を取り出す「フィルタ回路」として動作します。

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