問題
デジタル信号を送受信するための伝送路符号化方式において、符号化後に高レベルと低レベルなど二つの信号レベルだけをとる2値符号には( )符号がある。
- AMI
- PR-4
- NRZI
- MLT-3
- PAM-5
解答
3
解説
伝送路符号
伝送路符号とは、伝送路に電気信号を送り出す際に、0、1のディジタル信号をどのようにに電気信号で表現するかを規定したものです。
代表的な伝送路符号として、下記の様な方式があります。
NRZ(Non Return to Zero)
NRZでは、1をプラスの電圧、0をマイナスの電圧で表します。
NRZI(Non Return to Zero Inversion)の場合は、0、1の割り当てを反転させ、0をプラスの電圧、1をマイナスの電圧で表します。
※複流の場合を示しています。
複流は0、1をプラスとマイナスの電圧で表す方法です。単流はプラスかマイナスの電圧の一方と、0[V]で表現します。
RZ(Return to Zero)
RZでも、同様に1をプラスの電圧、0をマイナスの電圧で表しますが、ビットとビットの間で一度0[V]に戻します(Return to Zero)。
そのため、下記の様な波形になります。
※複流の場合を示しています。
AMI符号
0を0[V]で表し、1をプラスの電圧とマイナスの電圧を交互に利用する方式です。
バイポーラ(bipolar)符号とも呼ばれます。Return to Zeroと同様に、ビットとビットの間は0[V]に戻します。