伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 平成28年第1回 電気通信システム問20

2023-06-21

問題

メタリック平衡対ケーブルの伝送損失は、伝送周波数が4[kHz]程度までは緩やかに増加するが、周波数が高くなるに従い漸増傾向を示し、100[kHz]を超えると、(  )効果による抵抗の増加、心線間の静電容量やコンダクタンスの影響などにより、急激に増加する。

  1. マイスナー
  2. ドップラー
  3. 圧電
  4. カー
  5. 表皮

解答

5

解説

表皮効果は、交流の電流を導体に流す時、周波数が高くなるほど、導体の中心部では電流が流れにくくなり、導体の外側にしか電流が流れなくなる現象のことです。

表皮効果のイメージを下記に示します。

周波数が高いほど、導体の中心部に電流が流れにくくなる=すなわち導体内の抵抗が増加するため、結果として伝送損失が高くなってしまいます。

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