伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 令和5年第2回 法規問4(4)

2024-03-25

問題

端末設備等規則に規定する、電話用設備に接続される端末設備におけるアナログ電話端末の「直流回路の電気的条件等」又は「送出電力」について述べた次の文章のうち、正しいものは、(  )である。

  1. 直流回路を閉じているときのアナログ電話端末の直流回路の直流抵抗値は、20ミリアンペア以上120ミリアンペア以下の電流で測定した値で50オーム以上300オーム以下でなければならない。ただし、直流回路の直流抵抗値と電気通信事業者の交換設備からアナログ電話端末までの線路の直流抵抗値の和が50オーム以上1,700オーム以下の場合にあっては、この限りでない。
  2. 直流回路を閉じているときのアナログ電話端末のダイヤルパルスによる選択信号送出時における直流回路の静電容量は、10マイクロファラド以下でなければならない。
  3. アナログ電話端末の4キロヘルツまでの送出電力の許容範囲は、通話の用に供する場合を除き、平均レベルで0dBm以下で、かつ、最大レベルで8dBmを超えないこと。
  4. アナログ電話端末は、電気通信回線に対して交流の電圧を加えるものであってはならない。

解答

1

解説

直流回路の電気的条件等(端末設備等規則第13条)

  • 直流回路を閉じているときのアナログ電話端末の直流回路の電気的条件は、次のとおりでなければならない。
    • 直流回路の直流抵抗値は、20ミリアンペア以上120ミリアンペア以下の電流で測定した値で50オーム以上300オーム以下であること。ただし、直流回路の直流抵抗値と電気通信事業者の交換設備からアナログ電話端末までの線路の直流抵抗値の和が50オーム以上1,700オーム以下の場合にあっては、この限りでない。
    • ダイヤルパルスによる選択信号送出時における直流回路の静電容量は、3マイクロファラド以下であること。

送出電力(端末設備等規則第14条)

  • アナログ電話端末の4キロヘルツまでの送出電力の許容範囲は、通話の用に供する場合を除き、平均レベルで -8dBm以下で、かつ、最大レベルで0dBmを超えないこと。

直流回路の電気的条件等(端末設備等規則第13条)

  • アナログ電話端末は、電気通信回線に対して直流の電圧を加えるものであってはならない。

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