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電気通信主任技術者 令和2年第2回 電気通信システム問18

2021-05-08

問題

光ファイバの損失要因の一つであるレイリー散乱損失は、コアの屈折率の不均一によって生ずるもので、(  )の4乗に反比例する。

  1. コア径
  2. 開口数
  3. 比屈折率差
  4. 周波数
  5. 波長

解答

5

解説

光ファイバは、ガラスを高温で溶融し、引き伸ばし、そして冷やすことで作られます。

しかしながら、高温で溶融するときに、ガラスの密度のゆらぎが生じ、コアの屈折率が不均一になってしまいます。

その結果、光を通したときに散乱が発生してしまい、損失を生じます。

このような光損失を、レイリー散乱といいます。

レイリー散乱は光ファイバの製造過程上、必ず発生してしまうため、避けることができない損失です。

レイリー散乱は波長の4乗に反比例して減少していくことが知られています。

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