問題
光ファイバの損失要因の一つであるレイリー散乱損失は、コアの屈折率の不均一によって生ずるもので、( )の4乗に反比例する。
- コア径
- 開口数
- 比屈折率差
- 周波数
- 波長
解答
5
解説
光ファイバは、ガラスを高温で溶融し、引き伸ばし、そして冷やすことで作られます。
しかしながら、高温で溶融するときに、ガラスの密度のゆらぎが生じ、コアの屈折率が不均一になってしまいます。
その結果、光を通したときに散乱が発生してしまい、損失を生じます。
このような光損失を、レイリー散乱といいます。
レイリー散乱は光ファイバの製造過程上、必ず発生してしまうため、避けることができない損失です。
レイリー散乱は波長の4乗に反比例して減少していくことが知られています。