伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 平成31年第1回 電気通信システム問16

2021-06-15

問題

検疫ネットワークの実現方式のうち、ネットワークに接続したパーソナルコンピュータ(PC)に検疫ネットワーク用の仮のIPアドレスを付与し、検査に合格したPCに対して社内ネットワークに接続できるIPアドレスを払い出す方式は、一般に、(  )方式といわれる。

  1. パーソナルファイアウォール
  2. ゲートウェイ
  3. 認証スイッチ
  4. パケットフィルタリング
  5. DHCPサーバ

解答

5

解説

検疫ネットワークとは、端末を社内ネットワークへ接続しようとするとき、端末を一旦検査用のネットワークへ接続し、検査に合格した端末のみ、社内ネットワークへ接続を許可するネットワークのことです。

検疫ネットワークの方式として、下記の4つの方式があります。

  • DHCP方式
    IPアドレスを検査用のネットワークと社内ネットワークで分ける方式です。
    DHCPを利用して、端末にまず検査用のネットワークのIPアドレスを割り当て、検査に合格した端末に社内ネットワーク用のIPアドレスを割り当てます。
  • 認証スイッチ方式
    IEEE802.1x認証に対応したスイッチやAPを用い、VLANで検査用のネットワークと社内ネットワークで分ける方式です。
  • パーソナルファイアウォール方式
    各PCに集中管理型のファイアウォールソフトをインストールし、サーバーとPCの連携によってアクセス制御を行う方式です。
    PCがセキュリティポリシーを満たさない場合、アクセスを拒否します。
  • ゲートウェイ方式
    ネットワークの境界に設置する機器(ルーター、VPN機器など)に通過するトラフィックが発生した際に、端末を検査する方式です。
    ゲートウェイを通過する通信がある場合、その端末のセキュリティ状況を検査し、検査に合格した場合、社内ネットワークへの接続を許可します。

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