伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 平成29年第1回 電気通信システム問7

2021-09-02

問題

ATMネットワークのプロトコル階層モデルにおける( )には、ビット誤りの検出と回復、セルの組立てと分解、フロー制御、タイミング制御などの機能がある。

  1. 物理レイヤ
  2. ネットワークレイヤ
  3. アプリケーションレイヤ
  4. ATMレイヤ
  5. ATMアダプテーションレイヤ

解答

5

解説

ATM(Asynchronous Transfer Mode;非同期転送モード)とは、WANで利用される通信プロトコルです。

ATMでは、セル(cell)呼ばれる単位にデータを分割し、伝送するという特徴があります。

ATMはLANからWANまで利用される技術として開発されましたが、主流とはならず、現在はMPLSへその考え方が引き継がれています。

ATMのレイヤー構成を下記に示します。

ATMはレイヤ2プロトコルですが正確にはATMレイヤーにはLayer1からLayer2の間で3層で構成されています。
 ・ATMアダプテーション層では上位層から受け取るデータを48バイトのATMペイロードにセグメント化、及び再構築する機能があり、
 ・ATM層では上位層のAALから48バイトのデータを受け取り、5バイトのヘッダーを付加してATMセルを生成し、
 ・ATM物理層ではATMセルをSDH/SONETの物理規格上で伝送できるようにしています。
以上がATMの3層です。

WAN - フレームリレー、ATM

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