問題
ATMネットワークのプロトコル階層モデルにおける( )には、ビット誤りの検出と回復、セルの組立てと分解、フロー制御、タイミング制御などの機能がある。
- 物理レイヤ
- ネットワークレイヤ
- アプリケーションレイヤ
- ATMレイヤ
- ATMアダプテーションレイヤ
解答
5
解説
ATM(Asynchronous Transfer Mode;非同期転送モード)とは、WANで利用される通信プロトコルです。
ATMでは、セル(cell)呼ばれる単位にデータを分割し、伝送するという特徴があります。
ATMはLANからWANまで利用される技術として開発されましたが、主流とはならず、現在はMPLSへその考え方が引き継がれています。
ATMのレイヤー構成を下記に示します。
ATMはレイヤ2プロトコルですが正確にはATMレイヤーにはLayer1からLayer2の間で3層で構成されています。
WAN - フレームリレー、ATM
・ATMアダプテーション層では上位層から受け取るデータを48バイトのATMペイロードにセグメント化、及び再構築する機能があり、
・ATM層では上位層のAALから48バイトのデータを受け取り、5バイトのヘッダーを付加してATMセルを生成し、
・ATM物理層ではATMセルをSDH/SONETの物理規格上で伝送できるようにしています。
以上がATMの3層です。