第一級陸上特殊無線技士

一陸特 平成30年10月 無線工学(B)問18

2022-10-30

問題

次の記述は、図に示す八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)について述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  • (1):放射器の長さaは、ほぼ( A )波長である。
  • (2):反射器は、放射器より少し長く、( B )のインピーダンスとして働く。
  • (3):最大放射方向は、放射器から見て( C )の方向に得られる。
ABC
11/4誘導性導波器
21/4容量性反射器
31/4誘導性反射器
41/2容量性導波器
51/2誘導性導波器

解答

5

解説

八木・宇田アンテナは、テレビ放送のアンテナを始め、広く利用されているアンテナの1つです。

八木・宇田アンテナは、下記のように、反射器、放射器、導波器から構成されています。

アンテナ素子を並べたアレーアンテナの構造を取っており、水平方向の指向性が鋭い(利得が高い)という特徴を持ちます。

八木・宇田アンテナは導波器の数を多くすると、水平面の指向性が鋭くなります。

上から見ると、以下のような構造になっており、放射器の長さはλ/2、各素子の間隔はλ/4となっています。

また、反射器は誘導性のインピーダンスとして働き、導波器は容量性のインピーダンスとして働きます。

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