問題
図に示す回路において、端子ab間に直流電圧を加えたところ、8[Ω]の抵抗に2.5[A]の電流が流れた。端子ab間に加えられた電圧の値として、正しいものを下の番号から選べ。

- 18[V]
- 23[V]
- 36[V]
- 46[V]
- 54[V]
解答
4
解説
直流回路の直並列接続
まず、抵抗8[Ω]に加わる電圧V2を求めます。

電流が2.5[A]なので、オームの法則より、下記の通り算出します。
$$\begin{eqnarray} V_2=8\times2.5=20[\rm V] \end{eqnarray}$$次に、抵抗5[Ω]に流れる電流I4を求めます。

並列回路に加わる電圧は等しいため、5[Ω]に加わる電圧も20[V]となり、I3は、
$$\begin{eqnarray} I_3=\frac{20}{5}=4[\rm A] \end{eqnarray}$$と求められます。
これより電流I1は、並列回路の電流の和になるので、

と求められます。
続いて、左側の合成抵抗R0を求めます。

これより、V0は下記の様に求められます。

最後に、回路全体の電圧Vを求めます。

Vは電圧の和となるため、
$$\begin{eqnarray} V=26+20=46[\rm V] \end{eqnarray}$$と求められます。