第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和5年10月 無線工学(A)問1

2023-11-11

問題

次の記述は、対地静止衛星を用いた衛星通信の特徴について述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の( )内には、同じ字句が入るものとする。

  • (1):静止衛星の( A )は赤道上空にあり、静止衛星が地球を一周する( B )周期は地球の( C )周期と等しく、また、静止衛星は地球の( C )の方向と同一方向に周回している。
  • (2):静止衛星から地表に到来する電波は極めて微弱であるため、静止衛星による衛星通信は、春分と秋分のころに地球局の受信アンテナビームの見通し線上から到来する( D )の影響を受けることがある。
ABCD
1円軌道公転自転空電雑音
2円軌道自転公転空電雑音
3円軌道公転自転太陽雑音
4極軌道自転公転太陽雑音
5極軌道公転自転空電雑音

解答

3

解説

静止衛星について

静止衛星は赤道の上空にあり、地表から約36,000 [km]の高度で回っています。

静止衛星は、地球の自転周期と同じ速さで、かつ地球の自転の方向と同じ方向に、回っています。

その結果、地上から見ると、衛星は静止しているように見えます。そのため、「静止衛星」と呼ばれているのです。

太陽雑音

太陽から放射される雑音を太陽雑音といいます。衛星の延長線上を太陽が横切るときに、この太陽雑音が影響します。

幾何学的関係から、春分と秋分の前後の期間に太陽雑音が発生することが知られています。

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