問題
衛星通信において、衛星中継器の回線(チャネル)を地球局に割り当てる方式のうち、「呼の発生のたびに回線(チャネル)を設定し、通信が終了すると解消する割り当て方式」の名称として、正しいものを下の番号から選べ。
- FDMA
- TDMA
- SCPC
- デマンドアサイメント
- プリアサイメント
解答
4
呼の発生の度にチャネルを割り当てるのは「デマンドアサインメント」なので、4が正解です。
解説
回線割り当て方式
多元接続を実現するにあたり問題となるのが、どのようにチャネル(周波数、時間、符号、空間など)を地球局に割り当てるか、という点です。
地球局が少ない時代は、固定的に決まったチャネルを地球局に割り当てていました。
これをプリアサイン方式(プリアサインメント方式)と言います。
しかしながら、固定的に割り当てると、多元接続できる数が限られてしまいます。
というのも、地球局がその割り当てられたチャネルを利用していない場合でも、そのチャネルを占有してしまうからです。
この無駄を無くし多数の地球局が通信できるようにするために、地球局は通信をしたい時に、空いているチャネルを選択する方式が考えられました。
これをデマンドアサイン方式(デマンドアサインメント方式)と言います。