第一級陸上特殊無線技士

一陸特 平成31年2月 無線工学(B)問24

2022-02-22

問題

次の記述は、図に示す周波数カウンタ(計数形周波数計)の動作原理について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 水晶発振器と分周回路で、擬似的にランダムな信号を作り、ゲート制御回路の制御信号として用いる。
  2. T秒間にゲート回路を通過するパルス数Nを、計数演算回路で計数演算すれば、周波数Fは、F=N/T[Hz]として測定できる。
  3. 被測定入力信号の周波数が高い場合は、波形整形回路とゲート回路の間に分周回路が用いられることもある。
  4. 被測定入力信号は入力回路でパルスに変換され、被測定入力信号と同じ周期を持つパルス列が、ゲート回路に加えられる。

解答

1

解説

周波数カウンタ

周波数カウンタは、以下のような、信号の周波数を測定するための測定器です。

周波数は、1秒間に繰り返される波の数のことを言います。

これを機械的に数えるものが周波数カウンタなのです。

では、どうやって信号の周波数を測定するのかを説明します。

まず、周波数カウンタの構成図を示します。

動作としては、以下の通りです。

  • ①:測定したい信号を入力します。
  • ②:波形整形回路でパルスに変換します。
  • ③:基準時間発生回路で、基準となるパルスを発生させます。例えば、ここでは1秒間のパルスを生成します。
  • ④:ゲート回路にて、③の波形が発生するときだけ、②の波形を通します。
  • ⑤:上記の場合、1秒間にパルスが3つあるので、3[Hz]と出力されます。

参考文献

-第一級陸上特殊無線技士
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