第一級陸上特殊無線技士

一陸特 平成31年2月 無線工学(B)問19

2022-02-17

問題

図に示す、周波数130[MHz]用のスリーブアンテナの放射素子の長さlの値として、最も近いものを下の番号から選べ。

  1. 0.39[m]
  2. 0.49[m]
  3. 0.58[m]
  4. 0.65[m]
  5. 0.81[m]

解答

3

解説

スリーブアンテナの放射素子の長さlはλ/4です。

また、周波数f[Hz]、波長λ[m]、光速c=3.0×108[m/s]には下記の関係式が成り立ちます。

\begin{eqnarray} c&=&f\lambda \\ \lambda&=&\frac{c}{f} \end{eqnarray}

これを整理すると、下記のように放射素子の長さlを求めることができます。

\begin{eqnarray} l &=& \frac{\lambda}{4} \\ &=&\frac{c}{4f} \\ &=&\frac{3.0\times 10^8}{4\times130\times10^6} \\ &=&\frac{30}{4\times13} \\ &=&\frac{15}{26} \\ &\simeq&0.58 \\ \end{eqnarray}

スリーブアンテナ

スリーブアンテナは、同軸ケーブルの芯線を1/4波長分を露出させ、その下側の1/4波長分にスリーブを被せたものです。

超短波(VHF:30〜300MHz)から極超短波(UHF:300〜3GHz)の周波数帯で用いられます。

放射抵抗は約73[Ω]です。(※要出典)

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