問題
次の記述は、マイクロ波(SHF)帯による通信の一般的な特徴等について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。
- 超短波(VHF)帯の電波に比較して、地形、建造物及び降雨の影響が少ない。
- アンテナの指向性を鋭くできるので、他の無線回線との混信を避けることが比較的容易である。
- 自然雑音及び人工雑音の影響が大きく、良好な信号対雑音比(S/N)の通信回線を構成することができない。
- 周波数が高くなるほど降雨による減衰が小さくなり、大容量の通信回線を安定に維持することが容易になる。
解答
2
解説
マイクロ波帯の通信の特徴
- 超短波(VHF)帯の電波に比較して、地形、建造物及び降雨の影響が少ない。
→誤り。周波数が高くなるほど、降雨の影響が大きくなります。 - アンテナの指向性を鋭くできるので、他の無線回線との混信を避けることが比較的容易である。
→正しい。一般に、周波数が高くなるほど、アンテナの指向性が高く、電波が直進的に伝搬します。一方、周波数が低くなるほど、指向性が低くなりますが、減衰しにくくなり、遠方まで伝搬します。 - 自然雑音及び人工雑音の影響が大きく、良好な信号対雑音比(S/N)の通信回線を構成することができない。
→誤り。雑音はどの周波数帯でも一定です。 - 周波数が高くなるほど降雨による減衰が小さくなり、大容量の通信回線を安定に維持することが容易になる。
→誤り。周波数が高くなるほど、降雨の影響が大きくなります。