伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 令和7年第1回 法規問4(3)

2025-10-15

問題

端末設備等規則に規定する安全性等について述べた次の文章のうち、誤っているものは、(  )である。

  1. 端末設備は、事業用電気通信設備との間で鳴音(電気的又は音響的結合により生ずる発振状態をいう。)を発生することを防止するために総務大臣が別に告示する条件を満たすものでなければならない。
  2. 端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用電気通信設備との間において、使用電圧が250ボルト以下の場合にあっては、2メガオーム以上の絶縁抵抗を有しなければならない。
  3. 端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用電気通信設備との間において、使用電圧が250ボルトを超える場合にあっては、2,500ボルトの電圧を連続して1分間加えたときこれに耐える絶縁耐力を有しなければならない。
  4. 端末設備の機器の金属製の台及び筐体は、接地抵抗が200オーム以下となるように接地しなければならない。ただし、安全な場所に危険のないように設置する場合にあっては、この限りでない。

解答

4

解説

鳴音の発生防止(端末設備等規則第5条)

  • 端末設備は、事業用電気通信設備との間で鳴音(電気的又は音響的結合により生ずる発振状態をいう。)を発生することを防止するために総務大臣が別に告示する条件を満たすものでなければならない。

絶縁抵抗等(端末設備等規則第6条)

  • 端末設備の機器は、その電源回路と筐体及びその電源回路と事業用電気通信設備との間に次の絶縁抵抗及び絶縁耐力を有しなければならない。
    • 絶縁抵抗は、使用電圧が250ボルト以下の場合にあつては、2メガオーム以上であること。
    • 絶縁耐力は、使用電圧が250ボルトを超える場合にあつては、2,500ボルトの電圧を連続して1分間加えたときこれに耐えること。
  • 端末設備の機器の金属製の台及び筐体は、接地抵抗が100オーム以下となるように接地しなければならない。ただし、安全な場所に危険のないように設置する場合にあっては、この限りでない。

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