問題
通信系で発生する雑音のうち、熱雑音は、その振幅の確率密度が( )分布に従う。
- ガウス
- 一様
- 指数
- 二項
- ポアソン
解答
1
解説
通信の世界において、送信機から受信機に信号を送出する際、通信路において雑音が入ってきます。
この雑音を付加的白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise, AWGN)といいます。
正規分布のことをガウス分布ともいいますが、雑音の振幅値が正規分布に従って発生するため、ガウス雑音と呼ばれています。
例として、5000コの平均0、標準偏差1の乱数を発生させてみます。
1つ1つの値を見ると、一見ランダムに見えます。
一方で、ヒストグラムにしてみると、その発生確率は正規分布になっています。
ガウス雑音は、このような統計的性質を持つ雑音なのです。