伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 令和3年第1回 電気通信システム問5

2021-08-11

問題

ADSLで用いられている変調方式には、大別して2種類の変調方式がある。ITU-T勧告G.992.1とG.992.2においては、複数の搬送波に信号を離散させる( )変調方式が標準方式として規定されている。

  1. CAP
  2. ISA
  3. FM
  4. DMT
  5. AM

解答

4

解説

ADSLは電話に用いられるメタル線を利用し、音声サービスで使われない周波数帯域にてデータ通信を行うものです。

ADSLの変調方式には、DMT(Discrete MultiTone modulation)とCAP(Carrierless Amplitude/Phase Modulation)の2種類があります。

日本ではDMT方式が用いられています。

下図のように、DMTでは信号をOFDMを用いて複数の搬送波(サブキャリア)に分割するのに対し、CAPは上り・下りでそれぞれ搬送波を1つだけ用います。

※参考文献:
DMT ‐ 通信用語の基礎知識
芦谷, ADSL技術-概要と映像配信実験-, 映像情報メディア学会, 1998

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