問題
ADSLで用いられている変調方式には、大別して2種類の変調方式がある。ITU-T勧告G.992.1とG.992.2においては、複数の搬送波に信号を離散させる( )変調方式が標準方式として規定されている。
- CAP
- ISA
- FM
- DMT
- AM
解答
4
解説
ADSLは電話に用いられるメタル線を利用し、音声サービスで使われない周波数帯域にてデータ通信を行うものです。
ADSLの変調方式には、DMT(Discrete MultiTone modulation)とCAP(Carrierless Amplitude/Phase Modulation)の2種類があります。
日本ではDMT方式が用いられています。
下図のように、DMTでは信号をOFDMを用いて複数の搬送波(サブキャリア)に分割するのに対し、CAPは上り・下りでそれぞれ搬送波を1つだけ用います。


※参考文献:
・DMT ‐ 通信用語の基礎知識
・芦谷, ADSL技術-概要と映像配信実験-, 映像情報メディア学会, 1998