問題
ある出回線群において、9時~9時30分の間に加わった呼数は150呼であり、その平均保留時間は60秒であった。また、9時30分~10時の間に加わった呼数は60呼であり、その平均保留時間は150秒であった。9時~10時の間にこの出回線群に加わった総呼量は、( )[アーラン]である。
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解答
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解説
呼量とは、単位時間あたりの電話回線の使用量を表したもので、下記の式で求めることができます。
$$\begin{eqnarray} \rm{呼量[erl]}=\frac{\rm{呼数[回]} \times \rm{平均保留時間[s]}}{\rm{測定時間[s]}} \end{eqnarray}$$この式に値を代入していきます。
ただし、9:00〜9:30と9:30〜10:00で個数と平均保留時間が違うため、分子はそれぞれ分けて計算します。
また、分母は呼量を計算する総時間(今回は9:00-10:00の1時間)を代入します。
$$\begin{eqnarray} \rm{呼量[erl]}&=&\frac{150\times 60+60\times 150}{3600} \\ &=&\frac{9000+9000}{3600} \\ &=&\frac{18000}{3600}\\ &=&5 \rm{[erl]} \\ \end{eqnarray}$$