伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 平成31年第1回 電気通信システム問2

2021-06-01

問題

図に示すような抵抗RとインダクタンスLの直列回路に交流100[V]を加えたとき、回路に2[A]の交流電流が流れた。この回路の力率を0.8とすると、無効電力は(  )[var]である。

  1. 60
  2. 80
  3. 120
  4. 160
  5. 200

解答

3

解説

無効電力Q[var]は、下記の公式を使って求められます。

$$\begin{eqnarray} Q&=&VI \sin \theta \end{eqnarray}$$

ここで、V[V]は電圧、I[A]は電流、θはVとIの位相差を表しています。

sinθを求めるためには、問題で与えられている力率cosθを利用します。

力率cosθが0.8なので、sinθは下記のように求められます。

$$\begin{eqnarray} \sin \theta&=&\sqrt{1-\cos ^2 \theta} \\ &=&\sqrt{1-0.8^2} \\ &=&\sqrt{1-0.64} \\ &=&\sqrt{0.36} \\ &=&0.6 \end{eqnarray}$$

これより、無効電力Q[var]を下記のように求めることができます。

$$\begin{eqnarray} Q&=&VI \sin \theta \\ &=&100 \times 2 \times 0.6 \\ &=&120 \rm{[var]} \end{eqnarray}$$

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