伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 平成30年第1回 電気通信システム問5

2021-10-10

問題

移動体通信などで用いられるコーデックは、一般に、アナログ信号とデジタル信号の相互変換を行う機能のほかに、周波数帯域の有効利用を図るため信号の( )機能も持っている。

  1. バッファ
  2. ローミング
  3. スクランブル
  4. 同報通信
  5. 圧縮・伸張

解答

5

解説

「符号化・符号器」を意味するcoderと、その逆の手順である「復号」を意味するdecoderを合わせたことば。本来はアナログ信号をデジタル信号に変換し、またデジタル信号をアナログ信号に復元する装置やソフトウェア、そのための手順をさす。特定のデジタルデータから別のデジタルデータへの変換をさすこともある。近年ではデジタルデータを圧縮・伸張するためのプログラムやその規格をさすことが多く、その場合コーデックはcompression(圧縮)とdecompression(伸張)を組み合わせたことばが元になる。

 デジタル携帯電話やIP電話などでは、音声というアナログデータをデジタル化しながらデータ圧縮(高能率符号化)を行い、ネットワーク経由で送った後に、もとのアナログの音声に戻すという手順を踏んでいる。その際の、アナログデータとデジタルデータ間での相互変換作業がコーデックになる。この場合は音声コーデックとよばれるが、静止画像を対象とする画像コーデック、動画を対象とするビデオコーデックなどがある。

コーデックとは - コトバンク

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