問題
ダイオードの種類、特徴などについて述べた次の文章のうち、誤っているものは、( )である。
- ツェナーダイオードは、逆方向電圧を印加することにより、広い電流範囲で定電圧を保持する特性を持つ。
- アバランシホトダイオードは、空乏層における格子原子の衝突電離を連鎖的に繰り返すことにより、なだれ的に多数の電子を発生させ、光電流を増倍して出力する働きを持つ。
- 発光ダイオードは、pn接合に順方向電圧を印加することにより、注入された電子と正孔が再結合し、余ったエネルギーを光として放出する。
- トンネルダイオードは、負性抵抗領域を有するダイオードであり、スイッチング動作や増幅動作を行う素子として用いられる。
- バラクタダイオードは、接合部におけるインダクタンスがバイアス電圧により大きく変化するダイオードであり、電子同調、周波数逓倍などに用いられる。
解答
5
解説
- ツェナーダイオードは、逆方向電圧を印加することにより、広い電流範囲で定電圧を保持する特性を持つ。
→正しい。 - アバランシホトダイオードは、空乏層における格子原子の衝突電離を連鎖的に繰り返すことにより、なだれ的に多数の電子を発生させ、光電流を増倍して出力する働きを持つ。
→正しい。 - 発光ダイオードは、pn接合に順方向電圧を印加することにより、注入された電子と正孔が再結合し、余ったエネルギーを光として放出する。
→正しい。 - トンネルダイオードは、負性抵抗領域を有するダイオードであり、スイッチング動作や増幅動作を行う素子として用いられる。
→正しい。 - バラクタダイオードは、接合部におけるインダクタンスがバイアス電圧により大きく変化するダイオードであり、電子同調、周波数逓倍などに用いられる。
→誤り。キャパシタンス(静電容量)が逆方向電圧で変化する。
バリキャップ
可変容量ダイオードやバラクタとも呼ばれるダイオードです。
「可変容量」という名の通り、逆方向電圧をかけることで、静電容量が変化するという特徴を持っています。
原理としては、逆方向電圧を加えると、その大きさによって、アノードとカソードの間に空乏層と呼ばれる層の大きさが変化します。
この空乏層がコンデンサの電極間と同じ働きをするため、空乏層の大きさによって、静電容量を変化させることができます。
