第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和元年10月 無線工学(A)問16

問題

次の記述は、パルスレーダーの受信機に用いられるSTC回路について述べたものである。 ( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

近距離からの強い反射波があると、受信機が飽和して、PPI表示の表示部の( A )付近の物標が見えなくなることがある。このため、近距離からの強い反射波に対しては感度を( B )STC回路が用いられ、近距離にある物標を探知しやすくしている。

AB
1外周上げる(良くする)
2外周下げる(悪くする)
3中心下げる(悪くする)
4中心上げる(良くする)

解答

3

解説

海面反射抑制(STC)とは?

STCとは、レーダーに搭載される、海面反射を抑制するための回路です。

気象状況などによって海面が変動すると、自身の近くにある物体がレーダー指示器(PPI;Plan Position Indicator、下記の様な、自身を中心とした平面で信号を表示させる機器)から見えなくなってしまう現象があります。

これは海面変動による反射が強すぎるために発生しており、これを抑制するための回路を海面反射抑制(STC;Sensitivity Time Control)回路と言います。

STCでは中心付近の感度をわざと下げることで、反射波の影響を抑制します。

海上が非常に荒れているようなとき、CRTの中心付近が明るすぎて、自船の近くにある物標が見えなくなってしまう。これは近くの波からの反射波のために起こる現象で、海面反射といわれている。これを防ぐためCRTの中心付近の感度を下げて海面反射を抑制するための海面反射抑制回路(STC:Sensitivity Time Control)回路がある。

日本財団図書館(電子図書館) レーダー講習用指導書(機器保守整備編)

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