第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和5年6月 無線工学(B)問2

2023-07-17

問題

次の記述は、対地静止衛星について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 対地静止衛星までの距離は、地球の中心から約36,000[km]である。
  2. 対地静止衛星の軌道は、赤道上空にあり、ほぼ円軌道である。
  3. 対地静止衛星が地球を回る公転周期は地球の自転周期と同じであり、公転方向は地球の自転の方向と同一である。
  4. 三つの静止衛星を等間隔に配置すれば、南極、北極及びその周辺地域を除き、ほぼ全世界をサービスエリアにすることができる。

解答

1

解説

静止衛星について

静止衛星は赤道の上空にあり、地表から約36,000[km]の高度で回っています。

静止衛星は、地球の自転周期と同じ速さで、かつ地球の自転の方向と同じ方向に、回っています。

その結果、地上から見ると、衛星は静止しているように見えます。そのため、「静止衛星」と呼ばれているのです。

また、春分と秋分の前後の期間は、太陽・地球・衛星が一直線にならぶことで、地球の影が衛星に掛かってしまいます。

これを衛星の食といい、この期間はバッテリーから衛星へ電源を供給します。

また、3個の通信衛星を赤道上空に等間隔に配置することにより、極地域(南極、北極)を除く地球上のほとんどの地域をカバーすることができます。

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