伝送交換主任技術者 線路主任技術者 電気通信主任技術者

電気通信主任技術者 平成28年第1回 電気通信システム問12

2023-06-13

問題

ATMでは、情報を固定長のセルの形式により転送しており、セルを転送する際のコネクションの識別をセルの(  )により行っている。

  1. 位相
  2. ペイロード
  3. SSID
  4. CLPの値
  5. ヘッダ情報

解答

5

解説

ATM(Asynchronous Transfer Mode;非同期転送モード)とは、WANで利用される通信プロトコルです。

ATMでは、セル(cell)呼ばれる単位にデータを分割し、伝送するという特徴があります。

セルのサイズが53バイトと、パケット通信の1500バイトよりも小さく、中継や受信の処理時間を抑えられ、遅延時間を小さくすることができます。

セルの53バイトのうち、先頭の5バイトをヘッダーといい、宛先情報などの制御情報が含まれます。

残りの48バイトには、実際のデータが格納されます。

ATMはLANからWANまで利用される技術として開発されましたが、主流とはならず、現在はMPLSへその考え方が引き継がれています。

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