問題
次の記述は、図に示す八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)について述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。
- (1):放射器の長さaは、ほぼ( A )波長である。
- (2):反射器は、放射器より少し長く、( B )のインピーダンスとして働く。
- (3):最大放射方向は、放射器から見て( C )の方向に得られる。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 1/2 | 誘導性 | 導波器 |
2 | 1/2 | 容量性 | 導波器 |
3 | 1/4 | 容量性 | 導波器 |
4 | 1/4 | 容量性 | 反射器 |
5 | 1/4 | 誘導性 | 反射器 |
解答
1
解説
八木・宇田アンテナは、テレビ放送のアンテナを始め、広く利用されているアンテナの1つです。
八木・宇田アンテナは、下記のように、反射器、放射器、導波器から構成されています。
アンテナ素子を並べたアレーアンテナの構造を取っており、水平方向の指向性が鋭い(利得が高い)という特徴を持ちます。
八木・宇田アンテナは導波器の数を多くすると、水平面の指向性が鋭くなります。
上から見ると、以下のような構造になっており、放射器の長さはλ/2、各素子の間隔はλ/4となっています。
また、反射器は誘導性のインピーダンスとして働き、導波器は容量性のインピーダンスとして働きます。