第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和元年6月 無線工学(B)問5

2021-02-13

問題

ガンダイオードについての記述として、正しいものを下の番号から選べ。

  1. GaAs(ガリウムヒ素)などの化合物半導体で構成され、バイアス電圧を加えるとマイクロ波の発振を起こす。
  2. 逆方向バイアスを与え、このバイアス電圧を変化させると、等価的に可変静電容量として働く特性を利用する。
  3. 一定値以上の逆方向電圧が加わると、電界によって電子がなだれ現象を起こし、電流が急激に増加する特性を利用する。
  4. 電波を吸収すると温度が上昇し、抵抗の値が変化する素子で、電力計に利用される。

解答

1

解説

  1. GaAs(ガリウムヒ素)などの化合物半導体で構成され、バイアス電圧を加えるとマイクロ波の発振を起こす。
    →正しい。
  2. 逆方向バイアスを与え、このバイアス電圧を変化させると、等価的に可変静電容量として働く特性を利用する。
    →バリキャップ(可変容量ダイオード)の説明なので、誤り。
  3. 一定値以上の逆方向電圧が加わると、電界によって電子がなだれ現象を起こし、電流が急激に増加する特性を利用する。
    →ツェナーダイオードの説明なので、誤り。
  4. 電波を吸収すると温度が上昇し、抵抗の値が変化する素子で、電力計に利用される。
    →サーミスタの説明なので、誤り。

ガンダイオード

ガンダイオードは、ガリウムヒ素(GaAs)の半導体に高電圧をかけたときに振動電流が発生するガン効果を利用した素子で、高い周波数で発振する特徴を持ったダイオードです。高い周波数の発振器に使用されます。

参考:
ガンダイオード | エム・アールエフ
Gunn diode(ガンダイオード)の意味 - goo国語辞書

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