問題
電気通信回線設備を設置する電気通信事業者の電気通信事業の用に供する電気通信設備の損壊又は故障の対策におけるアナログ電話用設備等の「異常ふくそう対策等」について述べた次の文章のうち、誤っているものは、( )である。ただし、事業用電気通信設備規則第16条の適用除外規定は考慮しないものとする。
- 異常ふくそうとは、特定の交換設備に対し通信が集中することにより、交換設備の通信の疎通能力が継続して著しく低下する現象をいう。
- 交換設備は、異常ふくそうが発生した場合に、これを検出し、かつ、通信の疎通を停止する機能又はこれと同等の機能を有するものでなければならない。ただし、通信が同時に集中することがないようこれを制御することができる交換設備については、この限りでない。
- 携帯電話用設備、特定携帯電話用設備及びPHS用設備は、多数の移動端末設備が同時に電気通信設備と接続する場合等に生じるトラヒックの瞬間的かつ急激な増加により電気通信役務の提供に重大な支障を及ぼすことがないよう、措置を講じられなければならない。選択可能な措置の一つに、トラヒックの瞬間的かつ急激な増加の発生を防止又は抑制する措置がある。
- 携帯電話用設備、特定携帯電話用設備及びPHS用設備は、移動端末設備に由来する制御信号の増加により電気通信役務の提供に重大な支障を及ぼすことがないよう、措置を講じられなければならない。選択可能な措置の一つに、制御信号の増加による電気通信設備の負荷を軽減させる措置がある。
解答
2
解説
異常ふくそう対策等(事業用電気通信設備規則第8条)
- 交換設備は、異常ふくそう(特定の交換設備に対し通信が集中することにより、交換設備の通信の疎通能力が継続して著しく低下する現象をいう。以下同じ。)が発生した場合に、これを検出し、かつ、通信の集中を規制する機能又はこれと同等の機能を有するものでなければならない。ただし、通信が同時に集中することがないようこれを制御することができる交換設備については、この限りでない。
- 携帯電話用設備、特定携帯電話用設備及びPHS用設備は、多数の移動端末設備が同時に電気通信設備と接続する場合等に生じるトラヒックの瞬間的かつ急激な増加により電気通信役務の提供に重大な支障を及ぼすことがないよう、次の各号に掲げる措置のいずれかが講じられなければならない。
- トラヒックの瞬間的かつ急激な増加の発生を防止又は抑制する措置
- トラヒックの瞬間的かつ急激な増加に対応するための十分な通信容量を有する電気通信設備の設置
- 携帯電話用設備、特定携帯電話用設備及びPHS用設備は、移動端末設備に由来する制御信号の増加により電気通信役務の提供に重大な支障を及ぼすことがないよう、次の各号に掲げる措置のいずれかが講じられなければならない。
- 制御信号の増加による電気通信設備の負荷を軽減させる措置
- 制御信号の増加に対応するための十分な通信容量を有する電気通信設備の設置