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電気通信主任技術者 令和6年第1回 電気通信システム問18

2024-09-09

問題

自己位相変調は、光ファイバ中を伝搬する光の位相がその光自身の強度により変化する非線形光学効果の一つであり、光強度に依存して光ファイバの屈折率が変化する(  )といわれる現象によって生ずる。

  1. コンプトン効果
  2. 光カー効果
  3. ホール効果
  4. モード結合
  5. 自然放出

解答

2

解説

光カー効果は、「光が伝搬する際、光の強度に依存して屈折率が変化する」現象です。光カー効果によって生じる現象として、次のようなものがあります。

  • 自己位相変調:光ファイバ中を光が伝搬するとき、光の強度に依存して位相が変化してしまう現象です。
  • 相互位相変調:波長の異なる2つの光が光ファイバ中を伝搬するとき、一方の光の強度の変化により、もう一方の光の位相が変化してしまう現象です。
  • 四光波混合:2つもしくは3つの波長の光が入射すると、これらが相互作用して、新しく2つもしくは1つの光が生成され、干渉してしまう現象です。

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