第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和7年2月 無線工学(A)問23

2025-04-14

問題

次の記述は、図に一例を示すデジタル伝送における品質評価方法の一つであるアイパターンの観測について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. アイパターンは、識別器直前のパルス波形を、パルス繰返し周波数(クロック周波数)に同期させて、オシロスコープ上に描かせたものである。
  2. アイパターンの縦の開き具合は、識別における雑音に対する余裕の度合いを表している。
  3. アイパターンの横の開き具合は、クロック信号の統計的なゆらぎ(ジッタ)等による識別タイミング劣化に対する余裕の度合いを表している。
  4. アイパターンの縦のアイの開き具合が小さくなると、符号誤り率が小さくなる。

解答

4

アイの開きが小さいと、符号誤り率が大きいことを示すので誤り。

解説

アイパターン

受信したデジタル信号を、オシロスコープへ重ねて描写した波形のことです。

これによって、伝送路の雑音や遅延、波形ひずみの影響を知ることができます。

重ねた波形の1つ1つは「000」「011」のように、0/1の変化を表すだけです。

理想的には、すべての波形がきれいに重なるはずですが、実際には、ズレて表示されます。

というのも、受信した信号は雑音や遅延、ひずみの影響を受けているからです。

このズレが大きいほど、品質が悪いと言えます。

ズレが大きいと、"目が閉じている"ように見えることから、「アイが閉じている」と表現します。

出典:Wikipedia

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