問題
次の記述は、超短波(VHF)帯及び極超短波(UHF)帯で用いられる各種のアンテナについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。
- コーナレフレクタアンテナは、サイドローブが比較的少なく、前後比の値を大きくできる。
- コーリニアアレイアンテナは、スリーブアンテナに比べ、利得が大きい。
- 八木・宇田アンテナは、一般に導波器の数を多くするほど指向性は鋭くなる。
- 2線式折返し半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスは、半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスの約2倍である。
解答
4
解説
アンテナ
無線通信を行うために、電気を電波に変換し、電波を送信したり受信したりする装置をアンテナと言います。
アンテナは空中線ともいい、代表的には下記の様な種類のアンテナがあります。

- コーナレフレクタアンテナは、サイドローブが比較的少なく、前後比の値を大きくできる。
→正しい。コーナレフレクタアンテナは、サイドローブが少ないことが特徴です。
- コーリニアアレイアンテナは、スリーブアンテナに比べ、利得が大きい。
→正しい。コーリニアアンテナはスリーブアンテナよりも利得が大きいです。
- 八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)は、一般に導波器の数を多くするほど指向性は鋭くなる。
→正しい。八木・宇田アンテナは導波器の数を多くすると、水平面の指向性が鋭くなります。
- 2線式折返し半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスは、半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスの約2倍である。
→誤り。2線式折返し半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスは、半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスの約4倍です。