問題
一般的なデジタル変調における量子化についての記述として、正しいものを下の番号から選べ。
- 何段階かの定まったレベルの振幅を持つパルス列を、1パルスごとに2進符号に変換する。
- 音声などの連続したアナログ信号の振幅を一定の時間間隔で抽出し、それぞれの振幅を持つパルス列とする。
- 一定数のパルス列に余分なパルスを付加して、伝送時のビット誤り制御信号にする。
- 受信したデジタル変調波から情報を読み出し、アナログ値に変換する。
- アナログ信号から抽出したそれぞれのパルス振幅を、何段階かの定まったレベルの振幅に変換する。
解答
5
解説
量子化は標本化したパルスを近似値に置き換えるステップです。
1は符号化、2は標本化、3は誤り制御、4は復号に関する説明なので誤りです。
パルス符号変調(PCM)
パルス符号変調(PCM;Pulse Code Modulation)とは、アナログ信号をディジタル信号に変換する方式の1つです。
アナログ信号をディジタル信号に変換するには、標本化、量子化、符号化という3ステップを踏みます。

ここで、量子化とは、図のように、標本化したパルスを一番近いレベルへ近似することをいいます。