第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和6年6月 無線工学(A)問18

問題

次の記述は、図に示す八木・宇田アンテナについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 放射器の長さaは、ほぼ1/2波長である。
  2. 放射器と反射器の間隔lを1/2波長程度にして用いる。
  3. 導波器の数を増やすことによって、より利得を高くすることができる。
  4. 反射器は、放射器より少し長く、誘導性のインピーダンスとして働く。
  5. 最大放射方向は、放射器から見て導波器の方向に得られる。

解答

2

解説

八木・宇田アンテナは、テレビ放送のアンテナを始め、広く利用されているアンテナの1つです。

八木・宇田アンテナは、下記のように、反射器、放射器、導波器から構成されています。

アンテナ素子を並べたアレーアンテナの構造を取っており、水平方向の指向性が鋭い(利得が高い)という特徴を持ちます。

八木・宇田アンテナは導波器の数を多くすると、水平面の指向性が鋭くなります。

上から見ると、以下のような構造になっており、放射器の長さはλ/2、各素子の間隔はλ/4となっています。

また、反射器は誘導性のインピーダンスとして働き、導波器は容量性のインピーダンスとして働きます。

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