第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和6年6月 法規(A)問4

2024-08-02

問題

次の記述は、「周波数の許容偏差」及び「占有周波数帯幅」の定義を述べたものである。電波法施行規則(第2条)の規定に照らし、(  )内に入れるべき最も適切な字句の組合せを下の1から4までのうちから一つ選べ。なお、同じ記号の(  )内には、同じ字句が入るものとする。

  • ①:「周波数の許容偏差」とは、発射によって占有する周波数帯の中央の周波数の割当周波数からの許容することができる最大の偏差又は発射の( A )からの許容することができる最大の偏差をいい、百万分率又はヘルツで表わす。
  • ②:「占有周波数帯幅」とは、その上限の周波数を超えて輻射され、及びその下限の周波数未満において輻射される平均電力がそれぞれ与えられた発射によって輻射される全平均電力の( B )に等しい上限及び下限の周波数帯幅をいう。ただし、周波数分割多重方式の場合、テレビジョン伝送の場合等( B )の比率が占有周波数帯幅及び必要周波数帯幅の定義を実際に適用することが困難な場合においては、異なる比率によることができる。
AB
1特性周波数の基準周波数0.1パーセント
2特性周波数の割当周波数0.5パーセント
3特性周波数の基準周波数0.5パーセント
4特性周波数の割当周波数0.1パーセント

解答

3

解説

定義等(電波法施行規則第2条)

  • 周波数の許容偏差:発射によって占有する周波数帯の中央の周波数の割当周波数からの許容することができる最大の偏差又は発射の特性周波数の基準周波数からの許容することができる最大の偏差をいい、百万分率又はヘルツで表わす。
  • 占有周波数帯幅:その上限の周波数を超えて輻射され、及びその下限の周波数未満において輻射される平均電力がそれぞれ与えられた発射によつて輻射される全平均電力の0.5パーセントに等しい上限及び下限の周波数帯幅をいう。ただし、周波数分割多重方式の場合、テレビジョン伝送の場合等0.5パーセントの比率が占有周波数帯幅及び必要周波数帯幅の定義を実際に適用することが困難な場合においては、異なる比率によることができる。

参考

  • 割当周波数:無線局に割り当てられた周波数帯の中央の周波数をいう。→免許で割り当てられた周波数
  • 特性周波数:与えられた発射において容易に識別し、かつ、測定することのできる周波数をいう。→実際に無線機から出ている電波の周波数
  • 基準周波数:割当周波数に対して、固定し、かつ、特定した位置にある周波数をいう。→無線機上で表示されている周波数

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