第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和6年2月 無線工学(A)問23

2024-04-23

問題

次の記述は、デジタルマルチメータについて述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  • (1):増幅器、A-D変換器、クロック信号発生器及びカウンタなどで構成され、A-D変換器の方式には、( A )などがある。
  • (2):電圧測定において、アナログ方式の回路計(テスタ)に比べて入力インピーダンスが高く、被測定物に接続したときの被測定量の変動が( B )。
  • (3):直流電圧、直流電流、交流電圧、交流電流、抵抗などが測定でき、被測定量は、通常、( C )に変換して測定される。
ABC
1積分形小さい直流電圧
2積分形大きい交流電圧
3微分形大きい交流電圧
4微分形小さい交流電圧
5微分形大きい直流電圧

解答

1

解説

デジタルマルチメータ

電流、電圧、抵抗を測定するための計器をテスターといい、特に表示部がデジタルで表示されるものをデジタルマルチメータ(デジタルテスター)といいます。

デジタルマルチメータの内部抵抗は、アナログに比べて大きく、電圧測定に優れています。

デジタルマルチメータのブロック図を示します。

入力信号を直流電圧に変換した後、AD変換器を通し、これをデジタル値として表示します。

AD変換器には、下記のような方式があります。

  • 逐次比較形
  • 並列比較形
  • 二重積分形

また、デジタルマルチメータは入力インピーダンスを高いため、精度の高い測定が可能です。

入力インピーダンスが高いほど、分圧や分流による誤差が小さくなり、入力信号を精度高く変換部へ伝えることができます。

※参考:『出力インピーダンス』と『入力インピーダンス』とは?
https://detail-infomation.com/output-impedance-input-impedance/

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