第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和5年6月 無線工学(B)問23

2023-08-07

問題

次の記述は、図に示す構成例を用いた FM(F3E)送信機の占有周波数帯幅の測定法について述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の( )内には、同じ字句が入るものとする。

  • (1):送信機が発射する電波の占有周波数帯幅は、全輻射電力の99[%]が含まれる周波数帯幅で表される。( A )発生器から規定のスペクトルを持つ( A )信号を送信機に加え、所定の変調を行った周波数変調波を擬似負荷(減衰器)に出力する。
  • (2):スペクトルアナライザを規定の動作条件とし、規定の占有周波数帯幅の( B )倍程度の帯域を、スペクトルアナライザの狭帯域フィルタで掃引しながらサンプリングし、測定したすべての電力値をコンピュータに取り込む。
  • (3):これらの値の総和から全電力が求まる。取り込んだデータを、下側の周波数から積算し、その値が全電力の0.5[%]となる周波数f1[Hz]を求める。同様に上側の周波数から積算し、その値が全電力の0.5[%]となる周波数f2[Hz]を求める。このときの占有周波数帯幅は、( D )[Hz]となる。
ABC
1擬似音声と同(f2+f1)/2
2擬似音声の2~3.5(f2-f1)
3パルスパターンと同(f2-f1)
4パルスパターンの2~3.5(f2-f1)
5パルスパターンと同(f2+f1)/2

解答

2

解説

占有周波数帯幅は、全電力のうち、99%が含まれる周波数帯域幅を表します。

以下にイメージ図を示します。

f1とf2が求まれば、占有帯域幅は

$$\begin{eqnarray} f_2-f_1 \end{eqnarray}$$

で求められることが分かります。

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