第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和3年6月 無線工学(B)問4

問題

図に示す回路において、交流電源電圧が105[V]、抵抗Rが18[Ω]、コンデンサのリアクタンスXCが8[Ω]及びコイルのリアクタンスXLが32[Ω]である。この回路に流れる電流の大きさの値として、正しいものを下の番号から選べ。

  1. 1.1[A]
  2. 2.2[A]
  3. 3.5[A]
  4. 4.4[A]

解答

3

解説

合成インピーダンスZ[Ω]は、

$$\begin{eqnarray} Z&=&\sqrt{R^2+(X_L-X_C)^2} \\ &=&\sqrt{18^2+(32-8)^2} \\ &=&\sqrt{324+576}\\ &=&\sqrt{900}\\ &=&30[\Omega] \end{eqnarray}$$

と求められます。

したがって、回路全体に流れる電流I[A]は、下記のように求められます。

$$\begin{eqnarray} I&=&\frac{V}{Z} \\ &=&\frac{105}{30} \\ &=&3.5\rm{[A]} \end{eqnarray}$$

合成インピーダンス

交流RLC直列回路において、抵抗をR[Ω]、コイルのリアクタンスをXL[Ω]、コンデンサのリアクタンスをXC[Ω]としたとき、合成インピーダンスZ[Ω]は下記の式で求められます。

$$\begin{eqnarray} Z&=&\sqrt{R^2+(X_L-X_C)^2} \end{eqnarray}$$

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