第一級陸上特殊無線技士

一陸特 令和2年10月 無線工学(B)問24

問題

図は、被測定系の変調器と復調器とが伝送路を介して離れている場合のデジタル無線回線のビット誤り率測定の構成例を示したものである。(  )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

ABC
1掃引発振器クロックパルス発生器分周器
2クロックパルス発生器搬送波発振器パルスパターン発生器
3搬送波発振器掃引発振器分周器
4掃引発振器搬送波発振器クロックパルス発生器
5搬送波発振器クロックパルス発生器パルスパターン発生器

解答

5

解説

ビット誤り率

ビット誤り率(BER;Bit Error Rate)は、送信したすべてのビットに対して、誤ったビットの数の割合のことです。

簡単な下記の例で説明します。送信した5ビットに対して、1ビット間違ったため、BERは1/5=20%と計算されます。

無線通信では、雑音やマルチパスフェージングがBERへ原因となります。

誤り率測定器
出典:アンリツ

ビット誤り率測定器の構成図

送受信機が同一場所にある場合

下図に送受信機が同一場所にある場合のビット誤り率の測定器の構成を示します。

原理としては、下記の通りです。

  • 測定系(下側)でビット(パルス)を発生させます。
  • この信号を、被測定系(上側)で信号を変調し、伝送路を通して信号を復調・再生します。
  • 誤りパルス検出器で、伝送路を通した信号と、正解の信号を比較して、ビット誤りをカウントします。

送受信機が離れている場合

下図に送受信機が離れている場合のビット誤り率の測定器の構成を示します。

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