問題
次の記述は、電波法の目的及び電波法に定める定義を述べたものである。電波法(第1条及び第2条)の規定に照らし、( )内に入れるべき最も適切な字句の組合せを下の1から4までのうちから一つ選べ。
- ①:電波法は、電波の( A )な利用を確保することによって、公共の福祉を増進することを目的とする。
- ②:「無線設備」とは、無線電信、無線電話その他電波を送り、又は受けるための( B )をいう。
- ③:「無線従事者」とは、無線設備の( C )を行う者であって、総務大臣の免許を受けたものをいう。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 公平かつ能率的 | 通信設備 | 操作 |
2 | 有効かつ適正 | 通信設備 | 操作又はその監督 |
3 | 公平かつ能率的 | 電気的設備 | 操作又はその監督 |
4 | 有効かつ適正 | 電気的設備 | 操作 |
解答
3
解説
目的(電波法第1条)
- 電波法は、電波の公平かつ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進することを目的とする。
定義(電波法第2条)
無線設備が通信設備ではなく電気的設備なのは、無線機だけでなく電源などの付帯設備も含むからです。
問題文にはありませんが、無線電信はデータ通信を行うための通信設備、無線電話は電話を行うための通信設備を指します。
- 「電波」:300万MHz以下の周波数の電磁波
- 「無線電信」:電波を利用して、符号を送り、又は受けるための通信設備
- 「無線電話」:電波を利用して、音声その他の音響を送り、又は受けるための通信設備
- 「無線設備」:無線電信、無線電話その他電波を送り、又は受けるための電気的設備
- 「無線局」とは、無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体。但し、受信のみを目的とするものを含まない。
- 「無線従事者」とは、無線設備の操作又はその監督を行う者であって、総務大臣の免許を受けたもの。