第一級陸上特殊無線技士

一陸特 平成31年2月 無線工学(A)問8

2022-01-13

問題

一般的なパルス符号変調(PCM)における量子化についての記述として、正しいものを下の番号から選べ。

  1. 音声などの連続したアナログ信号の振幅を一定の時間間隔で抽出し、それぞれの振幅を持つパルス列とする。
  2. 受信したPCMパルス列から情報を読み出し、アナログ値に変換する。
  3. アナログ信号を標本化パルスで切り取ったときの振幅を、何段階かに分けた不連続の近似値に置き換える。
  4. 何段階かの定まったレベルの振幅を持つパルス列を、1パルスごとに2進符号に変換する。
  5. 一定数のパルス列に余分なパルス列を付加して、伝送時のビット誤り制御信号にする。

解答

3

解説

量子化は標本化したパルスを近似値に置き換えるステップなので、3が正解です。

1は標本化、2は復号、4は符号化、5は誤り制御に関する説明なので誤りです。

パルス符号変調(PCM)

パルス符号変調(PCM;Pulse Code Modulation)とは、アナログ信号をディジタル信号に変換する方式の1つです。

アナログ信号をディジタル信号に変換するには、標本化、量子化、符号化という3ステップを踏みます。

ここで、量子化とは、図のように、標本化したパルスを一番近いレベルへ近似することをいいます。

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